NPO法人 むさしの里山研究会は、NPO法人 ノアに合併吸収されました。

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NEW 寄居発 – 里山速報 No.21

Written by 管理人 on . Posted in 新着情報, 里山速報

目次

国土強靱化法って知ってますか?

昨年の暮れに表記の法律が成立したそうです。秘密保護法はマスコミでも大きく取り扱われたので、誰でも知っていると思うのですが、こちらは知らない人が多いと思います。

実は私も知らなかったのですが、最近発行された日本自然保護協会の機関紙で知りました。詳しい内容はよくわからないのですが、自然保護に逆行するような感じがします。表向きは自然災害等に対処するための法律ですが、災害だけでなく、国民生活や国民経済に関係する事業まで含まれます。私には、防災に名を借りて公共事業を押し進め、経済の活性化をめざす狙いのように感じられます。この法律は昔成立したリゾート法によく似ていると思いました。リゾート法は日本人が働き蜂とのバッシングを受け、余暇を増やし休養の場として日本各地にリゾート整備を進めるための法律でした。そのため、日本全国にゴルフ場、マリーナ、テーマパーク等の建設計画が持ち上がりました。私が自然保護活動に首を突っ込む契機となったのは、秩父リゾート整備計画にのっとり、寄居町にゴルフ場を建設する話を聞いたことです。あれから30年近くが経ち、環境保全、生物多様性保全の重要性が叫ばれているにもかかわらず、相変わらず公共事業の拡大による経済の活性化という国の方針に変化がないのには愕然とします。原発でこれほど痛い目にあい、国民の多くが原発依存を望まないにもかかわらず、原発推進を進めようとする為政者が力を持つ国ですから仕方がないのかもしれません。ビオトープ池やトンボ公園を作ったり、田んぼを復元したりする私たちの努力も、公共事業の前には木っ端微塵に吹き飛んでしまうでしょう。大きな無力感を禁じ得ません。でも、だからといって何もしないわけにはいきません。無駄な抵抗でしょうが、これからも私達なりに頑張っていきましょう!ネットでこの法律のことを調べることができます。関心のある方は検索してみてください。

森林公園の業務委託について

昨年の秋に、あるNPO法人の代表の方から、「国営武蔵丘陵森林公園」の管理に関わる委託業務を受けてもらえないか、との打診を頂きました。森林公園は日本で最初の国営公園で国土交通省管轄ですが、現在は民間企業が管理を受託しています(指定管理者に近い形態ですが、管理者の権限は限定されて国が権限を持っているようです)。国としては今後森林公園を生物多様性保全のコアゾーンとして、また環境教育の場としての位置づけを強め、管理者はこれらを促進するための管理が求められているそうです。しかし、現管理者はこれらの点には疎いので、当会にアドバイスをしてもらえないか、というのが今回の要請です。アドバイスと言われてもよくわかりませんでしたので、管理責任者などと数回の話し合いを行いました。その結果、かなり具体的な業務内容が明らかになるとともに、200数十万円の委託費が呈示されました。これを受け、3月16日に理事会を開催して、受託の可否を審議しました。その結果、今回はお断りすることにしました。その理由は、

  1. 新井の体調が思わしくなく、業務の遂行が困難なこと(アドバイスをするためには現地での調査を頻繁に行う必要があります)。
  2. 新井とのつながりの長い市民団体代表者が、事業受託に猛反対していること。
  3. 国の監督下に置かれている監視者の立場上、当会のアドバイスをそのまま受け入れる保証がないこと。

以上3点です。これまで活動してきた成果を、国の公園管理に生かし、それによって活動資金が得られるのですから、とても有難い話です。しかし無理をすべきではないというのが理事会での結論です。私達も森林公園は生物多様性保全の場、環境教育を実践する公園として、おおいに期待していますし、そのためのお役に立つのであれば、協力を惜しまないという気持ちは強い物があります。しかし、色々な面でまだ機が熟していないと判断しました。私達の会事態も、もっと力をつける必要があります。さらに、次に報告するように喫茶店の延慶を始めることになりました。あまり手を広げず、一つ一つの事業を丁寧に行うことが大切だと考えた次第です。

以上のような状況の中での判断ですので、どうぞご理解下さるようお願いいたします。

カフェギャラリー『ノア』を寄居町庁舎に移転について

昨年の7月末にレストランを閉店し、今年の3月末をもってノアを撤退しなければならない状況の中で、何とか交流の場としてのノアを継続したいと考えていました。とはいえ、無償で借りられる家を見つけることは至難の業です。そこで、思いついたのが寄居町役場の1階のフロアです。実はこのフロアは昔、喫茶店として利用されていたことがありました。役場はその再開に向け、昨年の春に喫茶店経営者の募集をいていたことを思い出したんです。そこで7月に臨時の理事会を開催し、役場へのノアの移転を決めました。これを受け、8月に役場に出向き、担当者に当方の希望などを説明するとともに、喫茶店出店の企画書等応募書類を提出しました。その後や乳母とのやりとりの中で、厨房にガスを配管する予定はないこと、採否は審査会にかけて判断することなどの説明を受けました。私達は審査の結果はすぐに出ると思っていたのですが、年を越しても採否の回答はなく、この間、役場の意向に沿って申請書の書き換えなどを行いました。その結果、やっと3月14日に審査が通った旨の通知を頂きました。実に申請書提出から7ヶ月目のことです。正直なところ、時間がかかり過ぎてしまい、モチベーションが低下してしまいました。とはいえ、町有財産である庁舎を、どこの馬の骨とも分からない小さなNPOへ貸すといのは、画期的なことだと思います。役所の英断に心から経緯をヒョウするとともに、責任の重さを痛感するものです。貸す条件としては、厨房で使用するガス代と水道代は当会が負担すること、売上の1%を役場に納付すること、営業日時は開庁日時のみに限定されること、町の物産品を販売することなどで、とても良心的なものです。今後、保健所の許可申請、スタッフの確保、調理器具や食器の搬入、広報など準備を急がねばなりません。開店の目標日は大型連休明けの5月7日(水)か12日(月)とすることにしました。3月でノアも撤退しなければならず、非常に忙しい状況ですが、何とか目標日に開店したいものです。

開店にこぎつけるのはさほど難しくないとしても、問題は赤字にならずに営業を継続できるかという点です。何しろ役場ですので、わざわざお茶を飲みに来る方は期待できません。役場へは各種の申請に来られる方が大半で、用事が済めばお茶など飲まず、すぐに帰るのが普通でしょう。以前喫茶店をやっていた時には、1日平均20名ほどしか客がなかったようです。客が少なくても、スタッフは2名必要になります。従業員を雇っては人件費ですぐに赤字になってしまうでしょう。このため、次項のように時給300円のボランティアでのスタッフを募集しています。また、ガスがないうえ厨房が狭いので、メニューは下表のものがせいぜいです。スタッフが集まるのか?こんなメニューで客が来るのか?不安でいっぱいです。しかし、やっとてにしたチャンスですので、悔いのないよう精一杯やるのみです。

私達は交流の場、情報発信の場となる喫茶店を目指します。このため、町の物産品だけではなく障害者施設の授産品の販売も行いたいと考えています。

里山保全と喫茶店経営とはなじまないと思われるかもしれませんが、自然を生かした地域作り達成の足がかりにしたいと考えています。皆様に助けて頂きながらのチャレンジです。ぜひともよろしくお願いします。

メニュー案

品 目 予定価格 備 考
コーヒー 250円 市販品の粉
紅茶 250 市販品の茶葉
ハーブティ 350 自作品(無農薬)
発酵ジュース(3種) 350 自作品(無添加)
ジュース(2種) 250 市販品
季節の健康茶(2種) 250 クワ、玉ねぎ・いちじく、びわ他
玄米粥 350 自作品
ホットサンド 300 自作品
ホットサンドセット 500 飲み物付
かき氷 200 夏季限定・市販のシロップ
かき氷 350 夏季限定・発酵ジュースシロップ
※健康に配慮したメニューです。発酵ジュースは無農薬の果実に砂糖を加え、発酵熟成させた駅を適度に薄めたものです(ジュースという表示は不可かも?何か良いネーミングが必要でしょう)。

ボランティアスタッフ募集のお願い

特定非営利活動法人むさしの里山研究会

当会は自然を生かした地域づくりを目的に、平成12年に設立した非営利の団体です。これまで、荒廃農地の開墾、子供を対象とした自然体験、ビオトープ作りなどを行ってきましたが、今春(5月連休明け)寄居町庁舎のロビーをお借りし、喫茶店(カフェギャラリーノア)をオープンすることにいたしました。つきましては、フォールスタッフをボランティアで引き受けてくださる方を探しています。当面は時給300円でお願いしますが、経営お見通しが立ち次第、もう少し増額したいと考えています。

この喫茶店は将来的には、障害を持った方や、働くことが苦手な若者が働ける場にすることをめざしています。

ボランティアでお願いすることは心苦しいのですが、皆様に助けていただき、チャレンジしたいと存じますので、なにとぞよろしくお願いします。

場 所 寄居町北口駅前寄居庁舎1階
営業日 役場開庁日(土、日、祝日は休み)
営業時間 10時30分~16時
スタッフ
の仕事
スタッフは2名体制でのぞみ、飲み物の準備、配膳、レジ、物品販売(寄居町の物産品や障害者施設の授産品を販売します)、清掃や片づけなどを行っていただきます。なるべく負担のかからないよう、たくさんの方に登録していただき、交代で勤務できる体制を整えたいと考えています。
問い合わせ NPOむさしの里山研究会代表 新井裕(電話 048-581-4540)

今年も保険会社から寄付金を頂きました

前年度とその前の年には「あいおいニッセイ同和損害保険会社」のWeb約款寄付活動として寄付金を頂きました。これまでは、贈呈が決まると、事前にご連絡をいただき、11月ごろの支社長さんがお見えになって贈呈目録授与式を行いました。今年は何の連絡がないので、諦めていました。ところが、銀行残高の確認をするため記帳したところ、数千円しかないはずなのに、30万以上もありました。通帳をよく見ると、摘要欄にアイオイニッセイドウワとあり、おあずかり金額欄に355,003と記されているではないですか。なんと今年度も当会に35万円も寄付してくださったのです。ウソッと思わず叫びました。事情が苦しいなかで、まさに天からの救いです。本当に有難かったです。同社のご好意に感謝するとともに、そのご好意に応えるため、精一杯頑張らねばと決意を新たにした次第です。

25年度の里山体験プログラムの開催結果

平成25年度の里山体験プログラムは20回企画したのですが、天候などのため4階が中止になってしまい、16回の実施となりました。合計参加者数は346名という結果でした。今回をもって当会主催の里山体験プログラムは終了となります。長い間有難うございました。

開催日 タイトル 参加者数 備 考
H25.4/20 野草つみと草餅作り 20名  
4/29 タケノコ掘りとキノコの駒打ち 12名  
5/6 タケノコ掘りと生き物さがし 28名  
5/18 サツマイモと里芋の植え付け 16名  
5/25 川の生き物探しとトンボの羽化観察 23名  
6/15 どろんこ田植え体験 27名  
6/16 どろんこ田植え体験 32名  
6/29 蛍狩りと暗闇体験 42名  
7/6 蛍狩りと暗闇体験 33名  
7/15 田んぼの生き物探し 10名  
9/21 赤とんぼしらべ 10名  
10/5 稲刈りにチャレンジ   雨のため中止
10/6 稲刈りにチャレンジ 41名  
10/14 さつまいも掘り 11名  
11/16 野菜の収穫体験 19名  
H26.1/18 田んぼで焼き芋 21名  
1/25 手作り凧揚げ   ノア撤退のため中止
2/15 竹林整備と竹炭作り   大雪のため中止
3/21 ジャガイモの植え付け 11名  
3/22 春の生き物探し   新井の都合で中止
合計   346名  

会費の納入のお礼とお願い

前回の速報で早めの会費納入をお願いしましたところ、34名の方から会費をお送り頂きました。また会費と同時に寄付をお送りくださった方もたくさんいらっしゃいます。本当に有難うございました。今後あと何名の方が、26年度も会員に留まってくださるか分かりませんが、34名は確実になったのは心強い限りです。会員の支援がない活動は虚しいものがありますので。年会費は2千円です。もしよろしければ、引き続き会員としてご支援くだされば幸いです。

26年度の活動予定

26年度の主な活動は以下のとおり予定しています。

赤とんぼ(アキアカネ)が住める水田条件の解明
県内と近県の水田を羽化期に巡回し、水田での発生状況を比較します。また私たちの水田で冷蔵保存した卵を用いて増殖に向けた実験を行います。
フィールドの生き物調査
田んぼ生き物公園、ビオトープ実験池、とんぼ公園などで昆虫を中心とした生物調査を行います。
赤とんぼ調査とフィールド調査の結果は、「里山の自然研究」法人設立15年記念号として来年の春に刊行します。
田んぼと畑の耕作
今年から狭い田んぼはイベントとして田植えと稲刈りを行い、広い田んぼはスタッフで田植機や稲刈り機を用いて耕作します。品種はキヌヒカリ(うるち)とヒメノモチ(もち)、アサムラサキ少々(黒米)です。田植えは6月21日、22日です。
畑はカボチャ、スイカ、サツマイモ、ヤマイモなどつる性のものを栽培し、草取り作業の軽減を図ります。また、昔懐かしい固定種の野菜(例えば昔の細長いニンジン)も栽培してみます。全て無農薬で、肥料は鶏糞を使う予定です。収穫物は販売します。収穫体験として、自分で収穫したものを買っていただくことも考えています。
生き物しらべ
幼児や小学低学年児を対象に、生き物と触れ合うイベントを行いたいと考えています。
会員に呼びかけても、参加者は期待できません。どのように呼びかけるか思案中です。
速報の発行
イベント案内や活動状況などリアルタイムに会員の皆様にお知らせするため、4~5回発行する予定です。

26年度の予算について

このところ毎年赤字決算だったのですが、25年度は28万円ほどの繰越金が出る見通しです。喫茶店がどうなるか分かりませんが、喫茶店を除いた収入は繰越金を含めて65万円ほど見込んでいます。

詳しい25年度決算と26年度予算は次号の速報でお知らせします。これをもとに5月末に総会を開催し、皆様の承認を受ける予定です。

他団体からのお知らせ

「寄居町にトンボ公園を作る会」からのお知らせです。ノアが市街地に移転するのに先立ち、トンボ自然館も市街地に引っ越してきます。寄居駅南口から数歩で数分の場所にあります。ぜひお立ち寄りください。

「よりいトンボ自然館」Opening イベント

日 時 平成26年4月6日(日)am10:00~pm 4:00 間
場 所 よりいトンボ自然館(旧ナショナルクラウン工場跡地、寄居町寄居510
内 容 オープニングイベント(開館・記念品・味噌おでん・お茶・その他)
入館料 無料
駐車場 在り

トンボサミット in 御在所岳

「全国トンボ市民サミット」からのお知らせです。当会で実施している赤とんぼ復活に向けた情報が得られるかもしれませんので、今回は参加しようかと考えています。

日 時 平成26年7月26日・27日
日 程 26日(土):エクスカーション アカトンボのマーキング(随時受付)
27日(日):第25回全国トンボ市民サミット(菰野町町民センター)

編集後記

郵便料金があがる前に平成25年度最後の速報をお送りすべく、急いで原稿を書きました。1年間ご支援くださり有難うございました。

私は草むしりをして立ち上がったところ、ぎっくり腰をやってしまいました。最近はぎっくり腰がくせになってしまいました。直ぐに直ると思っていたのですが、1ヶ月近く経った現在でも、ゆっくり歩くのが精一杯で、腰をかがめることができない状態が続いています。椅子に座っていると立ち上がるのが困難になり、事務仕事もままなりません。

相変わらず帯状疱疹後の神経痛も常に痛く、ぎっくり腰の痛みも加わって気が滅入ります。帯状疱疹はうつ病も引き起こすようです。つくづく、歳は取りたくないものだと思います。

3月23日に今年初めてモンシロチョウを見ました。今年は春が遅いようですが、まもなくカタクリもタチズボスミレも咲き出すでしょう。

明るく暖かな日差しや、可憐な花々には慰められますね。

どんなに寒い冬でも、必ず春がやってくる。素晴らしい摂理です。

人生、苦しいこと、辛いことがあっても明日を信じ、希望を持つことが大切だと思います。

ノアからの撤退で落ち込んでいたのですが、役場への移転が決まり、希望が見えてきました。次年度もよろしくお願いします。(Y.A)

NPO法人 むさしの里山研究会

事務所: 埼玉県大里郡寄居町末野 1233-2
Tel-Fax: 048-581-4540 (新井)
E-Mail: tombo2@d1.dion.ne.jp
郵便振替: 00540-6-18599 むさしの里山研究会

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